ゲームギア用 ビッグウィンドーII

 ゲームギアの数少ない周辺機器の1つ【 ビッグウィンドーII

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倍率 1.5倍のレンズが付いており
ゲームギアの画面を拡大するために使用する周辺機器。
本体の裏にネジ止めした後、針金状のパーツを引っ掛けて固定します。

 ただでさえ大柄のゲームギアに、ビッグウィンドーIIを取り付けると
「 これでも携帯ゲーム機か? 」と思えるくらい大きくなってしまいます。
しかし、ビッグウィンドーIIが外光を遮断してくれるので
液晶画面が見やすくなって大助かり。
もちろん画面も1.5倍大きく映るのでさらに見やすいです。

 ◎ 最後に一言

 ビッグウィンドーIIとは

ゲームギアの液晶画面を拡大してくれるアイテムなんだけど
ここで気になる点が一つ。
画面の見やすさを重視するか、携帯性を重視するか。
とは言っても、ポケットには入らない大きさのゲームギアは
元々 携帯性はあまり高くないので大きな問題ではないかも?
画面の見やすさ重視なら迷わずゲームギアと合体だ。

ゲームギア

 セガより1990年に発売された携帯ゲーム機が【 ゲームギア 】。
当時の価格は19.800円なり。

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カラー液晶の採用と別売りのテレビチューナーパック(12.800円)を取り付けると
テレビも見られるのがセールスポイント。

モノクロ液晶のゲームボーイに対抗して、セガが送り出した刺客?
売りのカラー液晶も、ゲームギアの価格高騰、消費電力の拡大を招く結果となります。
単3乾電池を6本も使用して3時間程度しか使えずユーザーは大弱り。
屋内で使う時は、ACアダプターの使用が無難でしょう。
(ACアダプターはメガドライブ用が使えます。)
また、肝心の液晶画面は残像が出やすく、決して見やすい画面とは言えないものでした。

 本体サイズも携帯ゲーム機としては大きかったゲームギア。
ヒット作もそこそこリリースされたけど
価格の高さを押してまで購入する奇特な消費者は多くはなかった。

後に低年齢層をターゲットにした【 キッズギア 】を発売。

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キャラクター色を強めた戦略でしたが、セガの健闘もここまで。
携帯ゲーム市場からの撤退が決定となりました。