PCエンジン用 PCブラスター

 PCエンジン用の3ボタンコントローラーで
純正品よりもスリムなボディの【 PCブラスター 】

pce blaster.jpg

I, II, III の各ボタンに
高速と低速の2段階に切り替えられる連射機能スイッチ付き。
IIIボタンは写真右下(IIボタンの下)にあるスイッチを切り替えると
セレクトボタンかランボタンとして機能します。
ランボタンとして機能させた場合
連射スイッチをONにすると、ゲームがスローモーションになります。

つまり、機能的にはNEC純正のアベニューパッド3と同じです。

 操作性に関して気になるのは
I 〜 IIIボタンを押すと硬い事。
ガッツリと指に抵抗を感じさせられます。
一般的なコントローラーよりも
ちょいと力を入れるつもりで操作しなきゃならないのが
正直、イマイチです。

また、PCブラスターを手に持った時に
IIIボタン切り替えスイッチが
右手の指にチクチクを当たるのもマイナス要因。
もう少し中央に配置できなかったのだろうか。

 ◎ 最後に一言

 PCブラスターとは

純正品と比較して、新たな機能を搭載している訳でもなく
それでいて操作性で多少なりとマイナス評価です。
コレクター以外には必要性はなく
時代の闇に埋もれた過去のアイテムと言えるでしょう。

一体型だよ PCエンジンDUO−R

 初代PCエンジンと
後付けのCD−ROMドライブとインターフェースユニットを
組み合わせるシステムであったCD−ROM

その後、1台でHuCARDとCD−ROMの両方が使える
一体型PCエンジン【 DUO 】を発売。
さらに2年後の1993年に登場したのが
PCエンジンDUO−R
価格は39.800円なり。

pce_duo-r.jpg

 DUOから要らなさそうな機能を取っ払った廉価版。
DUOと同様に、CDから読み込んだデータを一時的に蓄える
RAMの容量が2メガビットにアップした
スーパーCD−ROMシステムを搭載。

カードスロットを優先するため
HuCARDを挿せば、HuCARDのゲームを
何も挿してなければ、CDのゲームを起動します。
また、システムカード無しで使用可能ですが
敢えて、システムカードを挿しても使用可能。

 ◎ 最後に一言

 PCエンジンDUO−Rとは

価格が下がり、ようやく手に入れやすくなったPCエンジンCD−ROMシステム。
やっぱり一体型はスマートで扱いやすい。
これでCDドライブの読み込みがもっと早ければ言うことなし。

天の声バンク

 PCエンジンの外部バックアップメモリーの決定版といえば
文句なく【 天の声バンク 】が一押し!(当時)

tennokoe bank.jpg

薄いカード型の天の声バンクには
CD-ROMシステムのバックアップメモリーよりも、4倍大きいメモリーを搭載。
それを4つに分割して、バンク切り替えでゲームのセーブデータを保存します。
要するにPCエンジン4台分のセーブデータをコピーできるって事。

本体から天の声バンクへコピー
天の声バンクから本体へコピー
本体と天の声バンクのデータを入れ替えの3つが行えて
セーブデータの保存に重宝しました。

続きを読む

スーパーシステムカードとは

 PCエンジンは進化し続けたゲームマシンです。
CD-ROMも例外ではなく、年代によりいくつかの機種があります。
その中で、最初に登場したCD-ROMシステムは

pce_cd03.jpg

CDのゲームをプレイする時には、システムカードが必要でした。

pce system card.jpg

Ver. 2.1 これをカードスロットに差し込んで使う。

 この旧CD-ROMシステムのメモリーは
わずか 0.5メガビット。
ゲームに使えるデータは、たったのこれだけ。
膨大なデータを保存できるCDからみれば
スズメの涙ほどの大きさでしかない。

そこで、メモリーの容量を4倍の 2メガビットに増量した
スーパーCD-ROMが考案されたんですね。

続きを読む

アーケードカードは、何故 不発に終わったのか?

 PCエンジンは当初 コア構想もと、多くのゲーム機器を世に送り出しました。
その後、CD-ROM一体型のPCエンジンDUOの市場投入により
コア構想は終焉を迎え、以降 DUOシリーズが
PCエンジンの主力ゲームマシンになります。

まぁ〜 とにかく、一口にPCエンジンと言っても
何機種ものゲーム機が生産、発売されていたのです。
パソコンメーカーのNECならではの、戦略があったんでしょうねぇ。
やたらとゲーム機本体の種類が多いのは、PCエンジンの特徴の一つですよ。

 前置きはこれくらいにして
アーケードカード 】について触れておきましょう。

pce arcade card duo.jpg

この画像は、「 アーケードカード DUO 」です。
実は、アーケードカードには2種類あったりします。
流石、ゲーム機の種類が多いPCエンジンだけのことはあります。

続きを読む

PCエンジン マウス

 PCエンジンの周辺機器にも、いろいろあります。
今回は、その中から【 PCエンジンマウス 】を紹介します。

pce mouse01.jpg

パソコンで必須の入力デバイス。
家庭用ゲーム機でも、専用のマウスが発売されてました。

続きを読む

PCエンジン用 ファイティングコマンダーPC

 コントローラーなどの周辺機器を開発、発売している
老舗の「 ホリ電機 」の製品で
PCエンジンの対戦格闘ゲーム御用達コントローラー。
ファイティングコマンダーPC

pce fighting commander.jpg

スーパーファミコンのコントローラーに酷似した外見をしてますが
まぎれもなくPCエンジン専用です。
「 ファイティング 」と「 コマンダー 」
ホリ電機の製品に良く見られるネーミングが使われてます。

続きを読む

PCエンジン用 パチンココントローラー

 ゲーム機のコントローラーにも いろいろありますよね。
汎用性の高い普通のコントローラもあれば
一つのゲームに限定した、専用コントローラーなど。

そこで今回は、あるゲームに威力を発揮するアイテムを紹介します。

pce pachinko.jpg

「 あるゲーム 」なんて書いてるけど
記事のタイトルで、もうバレバレ。

ココナッツジャパンより発売されたパチンコゲームの
「 パチ夫くん 」シリーズが、PCエンジンにも進出。
その際、一緒に作られた【 パチンココントローラー 】です。

続きを読む

4個増えた アベニューパッド6

 PCエンジンのニュー(当時)コントローラー。

巷で熱狂的な支持を得ていた、対戦格闘ゲームの煽りを受けて
NECアベニューより発売された【 アベニューパッド6

pce avenue pad6.jpg

ストリートファイター II’を意識した、と言うより
専用と言っても過言ではない 6ボタン仕様。
ボタンの増加で、これまでのコントローラーより
サイズが一回り大きくなりました。

続きを読む

1個増えた アベニューパッド3

 PCエンジンのコントローラーに新たな顔ぶれが加わりました。

NECアベニューから発売されたから、【 アベニューパッド3
最後にくっついてる「 3 」は、ボタンの数です。

pce avenue pad3.jpg

従来の、I ボタンと II ボタンにプラスして、III ボタンを追加。
恒例の連射機能もつけて、華々しく登場です。

続きを読む

PCエンジン用 AVブースター

 【 AVブースター 】は、PCエンジン本体に取り付けて使う周辺機器で
RF出力(アンテナ出力)しかない初期型(白エンジン)で有効。

pce av_booster.jpg

AVブースターとPCエンジンを合体させた後
テレビのRCA端子(ピンジャック)に
市販のビデオケーブル(ピンプラグ)で接続します。

続きを読む

PCエンジン用 メモリーベース128

 家庭用ゲーム機で CD-ROMを採用した世界初のマシン
それが PCエンジン CD-ROMシステム。

ゲームのセーブデータを本体内のRAMに記録する仕様で
電池は使わずに コンデンサに蓄えた電気で
セーブしたデータが消えないように保存していました。
そのため、PCエンジンを長く使わないでいると
セーブデータがマジで消えます。

 最初の頃は十分と思われたRAMの容量も
膨大なセーブデータを必要とするゲームの出現で
新たなセーブユニットの開発、発売が必要となりました。

このような背景で登場したのが
NECホームエレクトロニクス製 【 メモリーベース128 】です。
(同じ機能の光栄製、「 セーブくん 」もあり)

pce memory base 128.jpg

容量は 本体RAMの64倍で、通常 専用ソフトでのみセーブ可能。
(専用ソフト以外でのセーブ方法は後述します)

続きを読む

PCエンジン用コントローラー その2

 初代の白いPCエンジン発売から2年後の1989年に
本体色をダークグレーにチェンジしてリニューアルされたのが
PCエンジンコアグラフィクス 】。
コントローラーも本体と同色に変更となりました。

pce pad03.jpg

カラーリングが変わっても、デザインは同じで、能力も同じ。
結局 それだけの違いですが
コレクターとしては見逃すわけにはいきません。
コントローラーのみゲットしときました。

 ◎ 最後に一言

 コアグラ用コントローラーとは

色が違うだけなので、これまでのと大差ないから
無理に買う必要はない。
しかし、集めたい人は集めても いいんじゃない。

PCエンジン用 マルチタップ

 PCエンジンって良いゲーム機でした。
8ビットCPUだったけど、後の登場した
16ビット機に引けをとらない性能だったのだよ。

え〜と それはともかく
コントローラーを1つしかつなげいのが欠点と言えば欠点かな。
しかし、次に紹介するこの周辺機器を使えば
なんと! 5つもつなげられるのです。

マルチタップ

pce multi_tap.jpg

続きを読む

PCエンジン用 連射コントローラー

 PCエンジンの初代コントローラーと形は同じだけど
新たに連射機能がプラスされたのがこちら。

pce pad02.jpg

連射が必要なシューティングゲームなどで大活躍。
自分の指でボタンを連打する時代は、とっくに終わったのです。
自動で連射してくれるだけで
ゲームの攻略に一役買ってくれました。

続きを読む

PCエンジン CD-ROMシステム

 初代PCエンジン(白エンジン)がデビューした翌年
1988年に市場に投入された、世界初の家庭用ゲーム機のCD-ROM。

pce_cd03.jpg

 三位一体の図。

CD-ROM と書いて、CD ロムロムと読ませます。
その昔 流行った言い回しに、懐かしさもひとしお・・・。

このマシンは、CD-ROMユニットとインターフェースユニットの
2つがセットになっていて、それに PCエンジン本体を加え
3つのマシンが一つに合体して、初めて使用可能となります。

合計金額は、57.800円 + 24.800円 = バカ高い。

 「 ゲゲッ! これが子供のおもちゃの値段か? 」

買ってくれと子供にせがまれても
そう簡単に右から左へ 簡単に出せるお金ではない。
親を困らせるのに 最適のゲームマシンである。

それではシステムの詳細を見ていくことにします。

続きを読む

PCエンジンとは

 1987にNECホームエレクトロニクスより発売されたPCエンジン。

ハドソンの開発した機体でしたが
生産から流通まで、自社だけ行うのは限界があると判断してか
NECへ持ち込んだようです。
以降、PCエンジンはNEC主体で販売戦略を展開。
ハドソンは 一部の周辺機器を出した以外は
主にゲームソフトの製造 販売でサポートを続ける。

pce.jpg

初代 PCエンジン 24.800円。
コンパクトな純白のボディに
当時、国民的な支持を得ていた家庭用ゲーム機の代表である
ファミコンを圧倒的に凌駕する性能を詰め込んだゲームマシン。

続きを読む