アーケードカードは、何故 不発に終わったのか?

 PCエンジンは当初 コア構想もと、多くのゲーム機器を世に送り出しました。
その後、CD-ROM一体型のPCエンジンDUOの市場投入により
コア構想は終焉を迎え、以降 DUOシリーズが
PCエンジンの主力ゲームマシンになります。

まぁ〜 とにかく、一口にPCエンジンと言っても
何機種ものゲーム機が生産、発売されていたのです。
パソコンメーカーのNECならではの、戦略があったんでしょうねぇ。
やたらとゲーム機本体の種類が多いのは、PCエンジンの特徴の一つですよ。

 前置きはこれくらいにして
アーケードカード 】について触れておきましょう。

pce arcade card duo.jpg

この画像は、「 アーケードカード DUO 」です。
実は、アーケードカードには2種類あったりします。
流石、ゲーム機の種類が多いPCエンジンだけのことはあります。

 もう一つは、「 アーケードカード PRO 」。
こちらは、旧CD-ROMシステム用で、合計18メガビットのRAMを搭載。
「 アーケードカード DUO 」は、RAMが16メガビットなので
両者の違いはココにあります。
使用するゲームマシンが、旧CD-ROMか
DUO(スーパーCD-ROM)かの違いで、アーケードカードも違ってくる訳です。

 さて、アーケードカードは何故必要だったのか? 何故作られたのか?
それは、当時 流行を極めていた対戦格闘ゲームブームにあり!
カプコンと並んで人気を集めていたのがSNK。
SNKのゲーム機、ネオジオのゲームは人気が高く
多くの家庭用ゲーム機へ移植されていたんです。

だけど、大量のグラフィックパターンで動いている
キャラクターの滑らかな動きを再現できなかった。
完全移植には程遠い、見劣りするゲームばかり。

そこで、PCエンジンに移植するにあたり必要だったのは
大容量のグラフィックデータを読み込みグラフィックを向上させる。
そのためには、RAMを増設しなければ再現は不可能。
そして、登場したのがアーケードカードとなった次第です。

 ところが、RAMの増設は良い事ばかりではなかった。
CD-ROMからデータを読んで、RAMに書き込み
RAMのデータをPCエンジンが実行する仕組みですが〜。

データが多くなった分、読み込みに時間がかかるようになってしまった。
つまり、データを読んでいる間
プレイヤーはゲームも出来ずに待たされている。
せっかちな日本人には、ちょっと辛いんじゃないかなぁ。

 また、アーケードカードの価格も高いうえに
肝心の対戦格闘ゲームも時期的に発売が遅かったため
大して普及することなく生涯を終えてしまいました。
ショップで激安で叩き売りされているアーケードカードが
なんとも痛ましく思えたものです。

 ◎ 最後に一言

 アーケードカードとは

ゲームマシンの形態が複雑なPCエンジンから生まれた周辺機器。
対応ゲームソフトの質は、まずまず良かったものの
多くのユーザーを惹きつけられずに惨敗。
NECホームエレクトロニクスの最後の大博打は裏目にでてしまったようです。


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